ダッシュコイン(DASH)ってどんな仮想通貨?
ダッシュとは2014年にリリースされた仮想通貨で、2018年2月現在では12番目に大きな時価総額を持つ仮想通貨となっています。もともとはダークコイン(Darkcoin)という名称だったのですが、2015年に現在のダッシュという名称に変更しています。通貨の単位としては「DASH」が用いられています。
ダッシュは匿名性が強い
ダッシュの特徴として取り上げられるのは、匿名性の高さです。ビットコインを代表とした仮想通貨の強みとして、匿名性というのは以前より注目されていて、実際にビットコインは麻薬の取引なので使用されていたりします。
しかし、ビットコインは送金した量などが第三者から見える状態となっています。ここへ、さらに匿名性を持たせているのがダッシュです。ダッシュの場合は、誰が誰にどれくらいの量を送金したのかを、把握することはできません。ダッシュでは、送金をする時に同じ時間帯で送金を依頼した人達と、一旦同じ場所へプールされることでこの匿名性を実現しています。この方法をcoinjoin方式といいます。単純に説明してしまうと、個と個の取引を不特定多数の複数と複数の取引としてしまうことで匿名性を保っているわけですね。
ダッシュは送金のスピードが速い
ダッシュは送金のスピードが速いことも特徴と言えるでしょう。ビットコインを例にすると、取引の急な増大によって、送金が滞るという事態も起こっています。ライトニングやsegwitなどの採用によって改善はされていますが、まだ根本的な解決にはいたっていません。
ダッシュはインスタントセンドという技術を使っていて、ビットコインでは送金が10分かかるところを10秒で実現しているそうです。