Monero(モネロ)という仮想通貨をご存知ですか?現在の仮想通貨の時価総額ランキングでは5番目に大きな時価総額を持っていて、昨年の9月には価格が約7倍になるほど急騰したりするなど、いま注目の仮想通貨でもあります。
Monero(モネロ)ってどんな仮想通貨?
モネロとは仮想通貨の1つで、ビットコイン以外の仮想通貨を総称するアルトコインの中の1つでもあります。ビットコインと同じようにマイニングによってモネロを獲得することがかのうで、価値もその時の需給によって変動します。単位として「XMR」が用いられています。
モネロがリリースされたのは2014年の4月なので、仮想通貨の中でも比較的新しい通貨と言えます。ちなみにビットコインがリリースされたのは2009年です。
モネロの特徴は、コイン履歴が匿名化されている点にあり、それが比較的新しい通貨なのに、時価総額の大きさは5番目となっている要因でもあります。同じように匿名化された仮想通貨は、DashやZcashなどが挙げられますが、これらの時価総額はモネロよりも下回ります。発行枚数は決まっていないので、無限に増え続ける仮想通貨でもあります。
高い匿名性を持つモネロ
モネロではCryptoNoteという、匿名性に強いプロトコルを採用しています。Bytecoin(バイトコイン)という仮想通貨が、このCryptoNoteを初めて採用していて、モネロはバイトコインの問題点を改良したものとして誕生しています。CryptoNoteは、「リング署名」という技術がもとになっていて、CryptoNoteではこのリング署名にさらに匿名性を強めた「ワンタイムリング署名」という技術が用いられています。
モネロは送金が早い
モネロの特徴として、匿名性以外に挙げられるのは送金のスピードの早さです。ビットコインではブロックの生成に10分がかかるところを、モネロでは2分で完了することができます。また、ビットコインではブロックのサイズが1MBに決まっていて、これが原因でスケーラビリティの問題が発生し、送金の滞りが発生しているのですが、モネロのブロックサイズは無制限ということもあり、これらの問題が起きづらいというのも注目すべきポイントでしょう。
モネロはマイニングが容易
仮想通貨のアルゴリズムであるProof of Workには、CryptoNightを採用しているため、ASICの開発が困難とされています。そのため、普通のパソコンのCPUでもそれなりにマイニングが可能とのことです。ビットコインの大規模なマイニングでは、高性能なASICが必要不可欠というレベルとなっていて、参入するコストが高いという現状があります。しかし、モネロの場合はASICの開発が困難ということで、誰でもマイニングできるレベルというのは、さほど変わらないということが言えるでしょう。
ソフトをインストールするだけでマイニングができるマイナーゲートで、モネロのCPUマイニングやGPUマイニングができます。詳しくは下のリンクから。
モネロが購入できる取引所
現在モネロを購入することができる日本の取引所は、コインチェックのみとなっています。
また、海外の取引所ではHitBTC、Bitfinex、Poloniex、Binance(バイナンス)など、多くの大手取引所での購入が可能となっています。下のリンク先では、モネロを取引できる取引所はを一覧で紹介しているので、参考にしてみてください。
モネロを公式ウォレットで管理しよう
取引所などで購入したり、マイニングして得られたモネロをそのまま取引所に預けているというのは不安ですよね。モネロでは公式のウォレットを用意されているので、このウォレットでモネロを管理しておくのが1番安全で、安心できる方法だと思います。下のリンク先では、モネロの公式ウォレットの使い方を詳しく説明しています。