リップル(XRP)はどんな仮想通貨? チャートや購入方法 取引所まとめ

リップル(XRP)

ビットコイン、イーサリアムに次いで3番目に大きな時価総額を持つリップル(XRP)と呼ばれる仮想通貨ですが、他の仮想通貨とは異なる点が多くあります。さらに、あのGoogleまでもがリップルへ投資しているということを聞けば、リップルが只ならぬ可能性を秘めているのではないかと多くの人が感じるはずです。

リップルとは何?ビットコインとどう違うのか?


Ripple(リップル)とは、Ripple Inc.が開発している支払いシステムで、このリップルが発行した電子的な通貨のことをXRPと呼んでいます。XRPはビットコインのような仮想通貨と同様に、その時の需給によって価格が変動する仮想通貨の1つで、単位としてもXRPが用いられています。XRPはビットコイン、イーサリアムに次いで3番目に大きい時価総額を持つ仮想通貨で、市場からも大きな注目を集めています。XRPが正式名称ですが、リップルコインと呼ばれることもあります。

注意しておきたいのが、XRPとBitcoin(ビットコイン)は2つともブロックチェーンの技術用いた仮想通貨であるのですが、その中身は異なっているということです。ビットコインは発行元が存在せず、コインの枚数はマイニングによって0から総発行量である2100万BTCへ近づいていきます。しかしながら、XRPは発行元が存在し、初めから1,000億XRPが存在しています。

さらに送金にかかる時間も、ビットコインの場合は数分程度かかるところを、リップルの独自の技術を使うことで数秒で済みます。

Ripple Inc.とはどのような会社なのか?

アメリカのサンフランシスコに本拠地があるRipple Inc.ですが、この会社が解決しようとしている問題は、銀行間などで行われる送金にかかるコストを大幅に下げようというものです。例えば日本の銀行からアメリカの銀行へ送金する際には複数の中継銀行を通す必要があり、それぞれで手数料が発生しています。このコストをリップルが作るシステムを用いることで大幅に削減しようとしているのです。

Ripple Inc. へは、その事業の将来性を見込んで世界の名だたる企業が投資に加わっています。Googleのベンチャー投資部門であるGVが投資を行う他、日本からはネット証券会社最大手であるSBI証券などを運営するSBIホールディングスが約30億円の投資を行っています。さらにSBIホールディングスは、リップルのアジアへの事業展開を目的としたSBI Ripple Asia株式会社をリップルと共同で設立しています

そしてリップルの作ったシステムを日本国内の42もの銀行が手を組んで活用をし始めるという動きも出てきています。SBIホールディングスが主導するこのコンソーシアムには、SBIホールディングス傘下の住信SBIネット銀行の他に、大手ではみずほフィナンシャルグループが参加、その他には横浜銀行といった多くの地方銀行が参加しています。海外でもリップルを活用しようとする銀行が出てきていて、世界のトップ50の銀行のうち15の銀行が既にリップルと提携しています。

なぜXRPをリップルは発行するのか?

なぜリップルはXRPを発行するのか?それはリップルの仕組みの中でXRPはブリッジ通貨としての機能を果たすからです。ブリッジ通貨とはその名の通り、通貨の架け橋となる通貨という役割を持っていて、XRPを介することであらゆる通貨の取引を、より簡単に行うことができるようになります。現在ではマイナーな通貨から他のマイナーな通貨へ変えるにはドルを介するという必要があり、これには各取引で手数料などが発生したりします。これをドルの代わりにXRPでできるようになれば銀行の口座を必要としたり、余計な手数料を払うことも無くなるということです。

そしてXRPを分配するのにも理由があります。すべてのXRPをリップルが保有しておくという手もあったのでしょうが、リップルは信頼性、実用性、流動性の構築を使ってもらうことで加速させるという狙いがあるようです。リップルが発行しているのだから、発行総数もコントロール下にあるのではという疑問もありますが、公式ホームページでは1000億XRPから総発行量を増やしても信頼を失い無価値になるだけでそのようなことはしないと主張しています。ちなみに、リップルは2021年末まで約500億XRPを保有する予定でいるそうです。またXRPの価格のコントロールも信頼を失う行為なので行っていないと主張しています。

リップル(XRP)を保管できるウォレット

仮想通貨の取引所で、リップル(XRP)を購入することができるのですが、取引所などが攻撃されて自分の保有している仮想通貨が盗まれてしまうという危険性があります。そのためにも、ウォレットでXRPを保管しておくほうが安心だと思います。以下のリンク先では、リップル(XRP)の定番のウェブウォレットであるGateHub(ゲートハブ)を紹介しています。

リップル(XRP)のウォレットGateHubの登録方法と送金などの使い方
取引所などでリップル(XRP)を手に入れたら、できるだけウォレットに入れておくほうが安心ですよね。ここではリップルの定番ウェブウォレットであるGateHub(ゲートハブ)の登録から使い方までを説明します。秘密鍵で、ウォレットを管理できるので、普通の取引所にそのまま保管しておくよりも安全にリップルを管理できます。

リップル(XRP)のチャートはどう変化した?


上のグラフはリップル(XRP)とドルのチャートになります。期間は2013年の8月から2017年の1月です。このグラフからは、2回大きく高騰した形跡があることがわかりますが、それ以降は大きな動きはあまりなく横ばいとなっている印象です。

こちらのチャートは2016年の1月から2017年の1月までの1年間のチャートになります。こちらのチャートからは、最近のXRPの相場は$0.006~$0.008前後で動いているのがわかります。

リップル(XRP)はどこで買うことができる?

現在では3つの取引所でXRPを購入することができます。その中でもXRPの取引を専門としているのがmr.Ripple(ミスターリップル)と、東京JPY発行所になります。そしてビットコインやその他の仮想通貨も多く取り扱っているCoincheck(コインチェック)でもXRPの購入が可能です。

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